ブルーベリーとは

高山ガーデン ブルーベリーとは
ブルーベリーはアメリカ原産、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される植物です。
よくテレビで紹介されるビルベリーやクランベリーなども同じスノキ属の仲間です。
日本に自生する植物では、ナツハゼやクロマメノキなどが仲間です。
ブルーベリーは大きく分けて3つの種類があり、
・ハイブッシュブルーベリー
・ラビットアイブルーベリー
・ワイルド(野生種)ブルーベリー
があります。
このうち、主に営利的に人が栽培しているのはハイブッシュとラビットアイです。
またハイブッシュブルーベリーには、ノーザンハイブッシュ(北部ハイブッシュ)とサザンハイブッシュ(南部ハイブッシュ)に分けられます。
つまり、私たちがスーパーなどでよく見かけるブルーベリーは、
・ノーザンハイブッシュ(北部ハイブッシュ)
・サザンハイブッシュ(南部ハイブッシュ)
・ラビットアイ
の系統のブルーベリーです。
名称からわかるようにノーザンハイブッシュとサザンハイブッシュは、寒いところ・暖かいところ、それぞれに栽培適正があるものに分類されます。
ラビットアイはハイブッシュに比べ土壌の適正能力が高く、また温暖ところで栽培できる品種です。

日本のブルーベリーと高山ガーデンのブルーベリー

■日本のブルーベリー栽培状況

ブルーベリーは、日本全国の様々なところで栽培されています。
主な産地は、東京都・長野県・群馬県・茨城県などで、高山ガーデンのある愛媛県は全国7位の生産量です。(2016年)
意外に思われるかもしれませんが、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地で生産されています。 なぜ、こんなにもいろんな場所で栽培できるのかというと、それはブルーベリーの品種の多さにあります。 現在、日本国内で栽培されている品種は約100種類あるともいわれています。(世界では300〜400種類ともいわれています。)
日本各地で栽培が可能なのは、その土地で各生産者がその土地の気候に合った品種を選んで栽培しているからです。

■高山ガーデンのブルーベリー

高山ガーデンのある愛媛県では、おもに松山市・新居浜市・西条市・宇和島市などの地域で栽培されています。
高山ガーデンでは、現在35品種のブルーベリーを栽培しています。
高山ガーデンでは先ほど言った、ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュ、ラビットアイのすべての系統を栽培しています。
通常、温暖な四国や九州などでは、温かい気候に向いているサザンハイブッシュやラビットアイが主流です。
しかし、高山ガーデンでは寒いところに向いているノーザンハイブッシュも栽培が可能です。
なぜ栽培できるのかというと、それは高山ガーデンの気候にあります。
四国は温暖な気候ですが、四国には西日本一高い山「石鎚山」を有する四国山地があります。
高山ガーデンの標高も約650mあり、同じ県内の産地と比べると涼しい気候にあります。
四国らしく夏は暑く、冬には四国とは思えない積雪もあり、時に1m近く積もる年もあります。
暖かさと寒さがあるからこそ、暖かい気候・寒い気候に向くのどちらの品種も栽培ができるのです。

ブルーベリーの実ができるまで

高山ガーデンのブルーベリーは、極早生品種で3月下旬ごろから花を咲かし始めます。
そこから早生〜晩生の品種へと徐々に花を咲かせていきます。
花が落ちると、緑色の小さな実をつけ始めます。
緑→赤紫→濃い青色と徐々に色が変化し、極早生品種が6月初旬ごろから収穫できるようになります。
早生〜晩生品種と実をつけ9月末ごろまで収穫できます。(販売は9月中旬ごろまで。) ブルーベリーの実の成長

ブルーベリーの効果・効能

ブルーベリーといえば、目によいといわれるアントシアニンが有名です。
アントシアニンは抗酸化物質であるポリフェノールの一種で、抗酸化物質は酸化ストレスによって引き起こされるさまざまな病気の予防に役立つことが報告されています。
アントシアニンを摂取することで、目の疲労感や緊張状態、目の調節能力などが改善する可能性が報告されています。
またブルーベリーには、アントシアニンの他に食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、鉄分、カルシウム、亜鉛などが含まれています。

ブルーベリーの栄養素などについて詳しくは、ブログで紹介しています。

ブルーベリーの特徴

冷凍しても栄養価が落ちない

北米産野生種ワイルドブルーベリーは、冷凍しても味や歯ごたえに変化はなく、栄養価も生鮮品と同等に保たれることが米国食品医薬品局の研究でわかっています。
また、大西洋食品園芸研究センターの実験では、冷凍しても抗酸化作用がほとんど落ちないことも証明されています。

ブルーベリーは追熟しない

ブルーベリーは、まだ完全に青くない赤みがかった実を収穫しても、青く色は付きますが実が甘くなることはありません。
収穫は、完熟状態を待ってからでなければいけない果物です。
ブルーベリーの果実の色づきや成長過程、おいしいブルーベリーの見分け方について、詳しくはこちらをご覧ください。

ブルーベリーは栽培しやすい

ブルーベリーは比較的病害虫に強く、農薬の散布回数が少なくすむのも特徴です。
そのため、農薬をまったく使わずに栽培することも可能です。
実際、高山ガーデンでは、農薬を一切使用せずにブルーベリーを栽培しています。
ブルーベリーは果実を丸ごと食べる果物です。
丸ごと食べるものだからこそ、高山ガーデンでは安心して食べられるよう肥料もこだわっています。
米ぬかや籾殻など化学的でない自然なものを独自にブレンドした自家製の有機肥料を使用しています。

高山ガーデンの有機肥料

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